
大好きなおもちゃが意思を持って自由に動くとしたら、どんなに楽しい日々になるだろうか───。
そんな、誰しも一度は抱いたであろう夢を形にしたアニメーション映画がある。それが、「トイ・ストーリー」だ。
ご存知ではない方にも簡単に説明すると、舞台はおもちゃが自由に話したり動いたりできる世界。さまざまなハプニングに見舞われながらも、愛すべき持ち主のために奮闘するおもちゃの健気な姿が描かれている、感動必至の作品である。 ピクサー・アニメーション・スタジオとディズニーによって手がけられた本シリーズは、1995年に第1作目が公開されて以降、およそ四半世紀に渡って世界中で愛され続けている。日本では7月12日(金)より待望の最新作『トイ・ストーリー4』が公開されることもあり、更なる注目を集めること間違いなしだ。
今回は映画の公開を記念し、マイナビニュース会員804名に「トイ・ストーリー」にまつわるアンケートを実施。その結果を紹介していこう。
まずは、「トイ・ストーリー」シリーズを観たことがあるかという質問から。
結果としては、804人のうち約7割にあたる589人が「観たことがある」と回答。母国・アメリカだけでなく、日本においても「国民的アニメ」であることが伺える。
そのなかでも、第1作目となる『トイ・ストーリー』は91.5%、『トイ・ストーリー2』は69.8%、そして『トイ・ストーリー3』は49.2%という結果に。また、『スペースレンジャー バズ・ライトイヤー』や『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』といったスピンオフ作品も、およそ10人に1人が視聴したことがあるようだ。ストーリーはもちろん、登場するキャラクターにも愛着を持っているファンが多いといえるだろう。
次に、視聴したことがある589人に対して「トイ・ストーリー」シリーズを好きかという質問。
これには、76.1%にあたる448人が「好き」と答えた。もちろん視聴しているという前提はあるにしても、「トイ・ストーリー」の世界が観る者の心を掴んではなさないのは確かなことだ。
では、その魅力とはいったいなにか、ここからは具体的に紐解いていこう。アンケート会員からは、次のようなコメントが寄せられている。
大人でも笑って泣けるストーリー。おもちゃ達にも社会があり、キャラクターそれぞれの気持ちに共感できるところがある。ファンタジーとリアルがうまく共存してる
「トイ・ストーリー」は日本人に響く作品だと思います。万物全ての物に魂が宿るということを知っているからです。大人になって凝り固まった思考を柔らかくしてくれるファンタジーなストーリーが魅力です
おもちゃが動いてる世界を見て、本当に自分の持ってるおもちゃも動いてるんじゃないかとワクワクした
ウッディと仲間たちがおもしろい。自分を異世界へと連れてってくれそうなところとかが好きです
キャラクターの描写やキャラクターのユーモアのある性格が好きで見ていて面白いから
おもちゃが生きていたらこんな風にしているのかなと夢が膨らむ
映像の美しさ、キャラクターが生き生きとしてる
動きがヌルヌルなので本当に生きているかのように感情移入でき、素直に応援できること
ピクサーのCG技術に毎回驚かされる
理由として多く挙げられたのは、やはりストーリーの部分。おもちゃにもそれぞれ感情があり、悩みがあり、モットーがある。だからこそ、私たち人間もおもちゃに対して愛を持って接していかなければならない。そんな大切な気持ちを再認識させてくれることこそが、「トイ・ストーリー」の魅力ではないだろうか。
続いて、本シリーズで人気の高いキャラクターについても調査。すると、結果は下記の通りとなった。
やはりNo.1には、本作の主人公でもあるウッディが輝いた。少年・アンディが持っているおもちゃのなかでも特にお気に入りのカウボーイ人形で、見た目通りのアウトローさとアンディを大切に想う愛情を兼ね備えた、まさにおもちゃの“リーダー的存在”といえる。
次いで高い人気を得たのは、これまたメインキャラクターであるバズ・ライトイヤー(以下、バズ)。彼は作中に登場するTVアニメ『バズ・ライトイヤー』のスペースレンジャーで、身体に様々な細工が施されている。
第1作目の『トイ・ストーリー』では、アンディの興味をひいたバズ・ライトイヤーに対してウッディが嫉妬心を抱く。バズ・ライトイヤーも自らをおもちゃだと認識しておらずに暴走した結果、2人は危機的状況に陥ってしまう。しかし、お互いの協力によってピンチをくぐり抜け、ウッディとバズ・ライトイヤーは「相棒」ともいえる関係性を築いていくのであった。
この2人へはマイナビニュース会員からの支持も厚く、
ウッディとバズとのやりとりがとても面白かった。バズが、自分はヒーローなんだ!っと言って、飛ぼうとしたら実際はおもちゃで飛べなかった。こういう現実味があるところが好きになった
ウッディは、挫折しダークサイドに落ちかけるが乗り越えて、最後はかっこよく決めるヒーロー。
バズは、人間味は薄いが本質を知っている男
ウッディとバズのかけあいが、この「トイ・ストーリー」のまさにストーリーを構成していると考えている
ウッディのお茶目なキャラと、バズの生真面目な空気の読めなさがいい具合にマッチしている。漫才コンビみたいで好きです
ウッディとバズは最初喧嘩が絶えなかったが、仲直りしてからは本当の心の通じ合う友人になって活躍するのがいい
などと、2人を「最強コンビ」と称する人も多く見受けられた。
そのほかにも多数のコメントが寄せられており、個性的な「トイ・ストーリー」のキャラクターたちに愛おしさを覚える人が後を絶たないようだ。
レックスは素っ頓狂なことを言うし、ポテトヘッドは体がばらばらになるのが面白いし、リトルグリーンメンは小さくて丸くて可愛い
リトルグリーンメンを「か〜み〜さ〜ま〜」と我が家では呼んでいます
ポテトヘッドはユニークなキャラが好きで、スリンキードッグは困った時に助かる必要なキャラ
グリーンアーミーメンはウッディの指示に従って偵察したり、様々な準備をこなす縁の下の力持ち
ミスターポテトヘッドは、家庭を大事にしていて、面白いギャグを言うから
ロッツォは悪役だけど憎めない
レックス。肉食獣の設定なのに気弱なところ、でも仲間想いであるところ
ジェシーはかわいいから大好き。ブルズアイは間抜けなところもかわいくて大好き
さて、冒頭でもお伝えした通り、7月には『トイ・ストーリー4』の公開を控えている。前作『トイ・ストーリー3』から実に9年ぶりの新作とだけあって、ロードショーを心から待ち望んでいる「トイ・ストーリー」ファンも多いだろう。
マイナビニュース会員にも調査したところ、584人中249人、つまり半数近くが「絶対に観に行く」「おそらく観に行く」と回答し、その期待度の高さが伺える。
また、プライズメーカーであるBANDAI SPIRITSからは、映画公開を記念して『トイ・ストーリー』グッズが続々と登場予定。今回は特別に、その全容を紹介しよう。
「ピクサーキャラクター COMICSTARS Woody Pride」「Q posket PIXAR Character -Bo peep-」は、全国のゲームセンターでゲットできる。ぜひどちらもそろえて、2人のオリジナルストーリーを妄想してみてほしい。
さらに今回はセガ・ナムコのゲームセンター限定で、他のキャラクターも「Fluffy Puffy」シリーズから登場するとのこと。フロッキー加工によるもこもことした独特の触り心地が楽しめるので、ぜひ実際に手にとってほしいところだ。
映画公開日の7月12日(金)からは、『トイ・ストーリー4』の新キャラクターであるダッキーとバニーが「トイ・ストーリー4/ Fluffy Puffy~ダッキー&バニー~」として早くも登場する。この2人が作品のなかでどのように活躍するのか気になる人も多いだろう。映画を観て熱が高まったあとは、その足でゲームセンターに向かおう。
そのほか、シリーズを通しておなじみのキャラクターたちも。思わず全種類集めたくなること間違いなしだ。
最後に、アンケートから印象的だったコメントをひとつ紹介しよう。
自分が子どもを産んでから改めて見てみると本当に切なくなるし、そしてまた思い入れが強くなりました。
おもちゃの視点から見た子どもに対する愛情というのは、まさに親の愛そのもの。そして、その持ち主を愛する心というのが、フィクションであっても私たち親のなかでは大変響くものです。
子供ではなく大人向けのファンタジーだと今でも思います
子どもだけでなく、大人にも夢を与えてくれる「トイ・ストーリー」。『トイ・ストーリー4』の公開をいまかいまかと待ち望んでいる人も、これから第1作目を観ようと思っている人も、ぜひ今回紹介したアイテムをゲットして、大切に飾ってみてほしい。もしかすると彼らも夜な夜な動き出して、冒険を繰り広げるかもしれない。